《老後は都会生活が便利》投稿に地方民が猛反論、「電車の待ち時間がムダ」「荷物を車で運べない」との声も…"泥仕合"の中で見過ごされる視点
都会と地方をめぐる話題は、定期的にバズる。
今回は、「老後は都会に住むべき」というテーマで盛り上がっているらしい。
発端はX上での、とある投稿。ざっくりまとめると「田舎暮らしの人も子どもが独立したら都会に住んだほうがよい。健康維持には歩くことが大事で、公共交通が整理されていて徒歩圏で生活が完結する都会は高齢者にこそぴったりだからだ」という内容だ。投稿の最後には「田舎暮らしは地獄への一本道です」という過激な表現も。
この投稿に対し、さまざまな意見が噴出した。
しかし、その対立を見ていると、どうもそこでは見過ごされている視点があるように感じた。論争の経過を見つつ、解説したい。
「老後は都会生活が便利」投稿の賛否両論
前述の投稿はやや煽情的な投稿だったからか、かなり賛否両論が巻き起こっているらしい。
まずは賛成派の意見。例えば、東洋経済オンラインでも執筆されているブロガー・大木奈ハル子さんの引用リツイートを挙げよう。大木奈さんは現在、銀座の近くの比較的小さな、しかし安価な住居に住んでらっしゃる。文化施設や商店も近く、暮らすのに便利だし、意外と東京でも安く住めるところがある、という。田舎よりも東京のほうに軍配を上げる。



















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