《老後は都会生活が便利》投稿に地方民が猛反論、「電車の待ち時間がムダ」「荷物を車で運べない」との声も…"泥仕合"の中で見過ごされる視点
反対意見はどうか。その多くは、恐らく地方に住んでいる人で「電車待ちの時間がもったいない」「荷物を車に置けないと買い物が大変」「逆に都会でトイレットペーパーを買って何メートルも歩かないといけないほうが地獄」などなど、「車の便利さ」を盾に投稿への批判が行われている。
これらを見ると、どうやら、対立の論点は「車は便利かどうか」というところに至っているようだ。しかし、この対立には、見過ごされている論点がある。
車の恩恵を享受できるかは、年齢による
それが「年齢」の問題だ。要するに、車社会の恩恵を享受できるかは、年齢によるところが「かなり」大きい。
なぜ、そう断言できるのか。それは、筆者自身の体験による。
筆者はこの数年、香川県の丸亀市と東京で二拠点生活をしてきた。香川では車(オレンジのハスラー)も所有している。そんな筆者からすると、自家用車のおかげで何不自由なく生活できる地方暮らしは「かなり楽」である。公共交通機関の待ち時間を気にすることなく、好きな時間にいろいろな場所に行ける。お茶やビールを箱買いしてもすぐに持って帰れる。
地方の場合、駐車場だって基本的には施設に無料で付いているから、移動費もそこまでかからない(ガソリンは高いけど)。都会で、電車やバス(しかも、遅れることが多い!)を、重い荷物を持ちながら待つ必要はない。そういえば、通勤地獄だって、ない。
けれど、これは筆者がまだ20代であり、車の運転を支障なく行えるから、という話である。



















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