「リゾート風の非日常なモールを作ろう」→周囲に競合がいくつも誕生、衰退の一途を辿る…茨城初のアウトレットが「廃墟モール化」したワケ

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大洗リゾートアウトレット
茨城県初のアウトレットモール「大洗リゾートアウトレット」が廃墟化した理由とは(筆者撮影)
ガラガラで人がいない。空き区画だらけ。BGMだけが虚しく響いている――。日本各地に、そんな「廃墟モール」が存在する。
かつて繁栄した商業施設は、なぜ廃墟になってしまったのか? 理由を探ると、7つの要因が見えてきた――この連載では、大手ショッピングモール会社での勤務歴を持ち、プライベートでも500以上のモールを巡ったライターの坪川うたさんが現地を実際に訪れてリポート。廃墟モールが生まれる理由をひもといていく。

前編では、廃墟化している「大洗シーサイドステーション」かつての「大洗リゾートアウトレット」の現状をリポートし、要因は①競合施設の存在、③アクセスの悪さ、 ⑤施設規模の不適合であると分析した。

後編では、日本におけるアウトレットモールの興隆と淘汰を振り返り、さらに詳しく分析していく。

競合に規模とアクセスで負けた「大洗リゾートアウトレット」

「大洗シーサイドステーション」は、2006年3月に茨城県初のアウトレットモール「大洗リゾートアウトレット」としてオープンした。海辺の観光資源を生かし「リゾート」をコンセプトとして、約70店舗が出店した。

大洗シーサイドステーション
現在の「大洗シーサイドステーション」(筆者撮影)

だがその後、104店舗の「あみプレミアム・アウトレット」(茨城県)や、121店舗の「酒々井プレミアム・アウトレット」(千葉県)などの大型競合施設が開発された。これらの競合は「大洗リゾートアウトレット」よりも多くの店舗があり、都市部からも近い。

【画像19枚】なぜこれで人が来ると思った…「都内から遠すぎ」「小規模で中途半端」廃墟モールの実態
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