ディズニーがアジアで「クルーズ」にかける理由。3〜4泊に凝縮された"稼ぐ設計"と、家族旅行の新しいかたち
アジアのクルーズ市場で、いま最も戦略的な拡張を進めているブランドの一つがディズニー・クルーズラインである。
テーマパークの印象が強い同社だが、クルーズ事業はすでに四半世紀近い歴史を持ち、アメリカでは高収益モデルとして定着してきた。そのディズニーが次の成長エリアとして選んだのがアジア市場であり、短期高密度型の新しいクルーズ商品である。
「ディズニー・アドベンチャー」は“洋上完結型”
象徴となるのが、シンガポールを母港として展開する20万トン級の大型船「ディズニー・アドベンチャー」だ。主力商品は3泊・4泊中心で、しかも寄港地を持たない洋上完結型。短い日数でも満足度を落とさず、稼働率と客単価を引き上げる設計が採られている。日数を削る代わりに、船内体験の密度を極限まで高めるという発想だ。
この新造船はドイツで建造され、引き渡し後はアジア配船に向けて回航航海を続けている。総トン数は約20万総トン、最大乗客定員は約6700人規模で、ディズニー・クルーズラインの船隊の中でも最大級の客船となる。
回航中は乗組員訓練や補給、広報目的の寄港も兼ねて各地に立ち寄っており、北米西海岸ロサンゼルスを出航。現在は太平洋を横断中で、技術寄港と運用準備のため、2月24日に東京港に短時間寄港したのち、シンガポールへ向かう予定だ(2月16日現在。天候などで予定が変わる可能性はあります)。新市場への本格投入に向けた準備が着々と進んでいる。


















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