高齢者定義「65歳→70歳」引き上げで起こる"困惑" 年配の人々のあり方が多様化した今、考える事
岸田総理が主宰する経済財政諮問会議で、高齢者の定義を5年引き上げ、70歳にしようという話が持ち上がりました。
高齢者への年金を減らしたい
<時代は昭和とは違う。国民の体力も大幅にアップしたし、医学は発達した。医療制度もそれに応えている。何よりも皆さん元気なのだから、高齢者の名のもと、おじいさん、おばあさん然を決め込むことはやめようよ>というあたりが表向きの趣旨の発言です。
しかるにこの話は、高齢者への年金を減らし、財源を維持したいという本音が色濃く見え隠れするものにも見なされがちです。いや、もっと露骨で、「見え隠れ」というレベルではないかもしれません。
実際、ダイレクトにそういうメッセージとして受け取った人も少なくないと思われます。
報道を見ても、「社会保障費カットの雰囲気づくり」というような表現も散見され、どうもその世代の人たちにとって、一見、単純に喜べる話には見えません。
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