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損保ジャパン社長「風土変革と保険金部門への投資で経営を転換」。石川耕治氏インタビュー

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損害保険ジャパン 社長 石川耕治氏
石川耕治(いしかわ・こうじ)/損害保険ジャパン 社長。1991年中央大学商学部卒業、安田火災海上保険(現・損害保険ジャパン)入社。2018年SOMPOホールディングス秘書部特命部長、23年損保ジャパン副社長執行役員、24年から現職(撮影:今井康一)

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保険業界で不正事案が続発。営業のルールを定めた保険業法と監督指針が11年ぶりに大幅改正される。大手各社はどう立ち向かおうとしているのか。本特集ではその最前線を追った。

──顧客情報の漏洩問題など、1年半で3度の行政処分を受けました。

短期間に3つの業務改善命令を受けたというのは、損害保険ジャパンの歴史において最も危機的な状況にある。処分を受けた問題の根底にあるのは、歪んだ判断軸や価値観、カルチャーだ。

損保業界は抜本的に改善すべきところが多いというのは、われわれだけでなく世の中の人もそう考えているはずだ。もはや次はないという意識でいる。

──カルテル問題をめぐって、海外の競争当局から受けている情報提供の要請についての対応は。

情報を提供してくれという依頼があったのは事実で、真摯に対応している。それ以外に特段のコミュニケーションは現在ない。

信頼回復に向けてカルチャーを変革

──社長就任から1年半余りが経過し、改めて見えてきた課題はありますか。

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