《外国人観光客が殺到した“富士山コンビニ”》の現在ーー隣接する「富士吉田」は2025年、新たな“聖地”として人気を集めていた

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コンビニ
以前、“富士山コンビニ”として外国人観光客が殺到した富士吉田のローソン(筆者撮影)

富士山の麓に位置する、山梨県富士吉田市。もともと富士登山の玄関口として賑わい、硬くてコシの強い「吉田うどん」でも知られています。この街が最近、2つの点で注目されています。

1つは、2025年1~3月に放送されたドラマ『ホットスポット』(日本テレビ系列)のロケ地となったこと。

そしてもう1つは、近年、外国人観光客を多く集めており、オーバーツーリズム問題で取りざたされるようになったことです。

ホットな話題を集める注目の街、真夏の富士吉田を訪れてみました。

【写真を見る】一時は“迷惑行為”も横行していた、「富士山コンビニ」の現在(38枚)

なぜ「吉田ルート」に外国人が殺到?

環境省では、富士山の4つの登山ルート(吉田ルート、須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルート)に赤外線カウンターを設置し、登山者数調査を実施しています。

うち富士吉田サイドの「吉田ルート」は、山開きが7月1日と最も早く、かつ1日あたりの登山者数が最多です。調査によると、2000〜3000人ほど登っているようです。

2025年からは本格的な入山規制が実施されています。入山料が4000円、人数規制は1日4000人となり、時間制限も設けられるなど、いわゆる「弾丸登山」の防止に向けた規制も導入されました。

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