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ライフ #“聖地”巡礼 あの名作の舞台地を訪ねて

《外国人観光客が殺到した“富士山コンビニ”》の現在ーー隣接する「富士吉田」は2025年、新たな“聖地”として人気を集めていた

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  • 古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家
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筆者がとある夏の日の午後に訪れてみると、展望台にいた50人ほどの中に、日本人は筆者を含めて3人ほどしかいませんでした。

富士山麓鉄道の下吉田駅から徒歩15分程度。手軽なハイキングルートで、そのアクセスのよさも魅力でしょう。夏ということで桜は緑一色でしたが、五重塔「忠霊塔」越しの富士山の展望は素晴らしく、誰でも“映える写真”を撮影することができます。

2009年にリニューアルされた「下吉田駅」。レトロな雰囲気を残しながらもスタイリッシュな駅舎は、工業デザイナーの水戸岡鋭治さんがデザインしました(筆者撮影)
緑が生い茂る、真夏の「新倉山浅間公園」から見た富士山(筆者撮影)

続いて、同じ下吉田駅からお隣の月江寺駅近くまでに至る本町通りは、「富士みち」とも呼ばれ、レトロな商店街が続いています。

その名の通り、富士山に向かって一直線に進む商店街ということで、レトロな商店街の看板と、富士山の美しい姿を一緒に収めたフォトジェニックな写真を撮ることができます。

こちらも日本人というよりは、どちらかと言うと日本的な風景を求める外国人観光客の人気が高く、筆者が訪れた日は、外国人観光客が安全に横断できるように警備員が2人配置されていて、特に混乱は見られませんでした。

「本町通り」のレトロな商店街(筆者撮影)
通りからは迫力ある富士山が望めます(筆者撮影)

迷惑行為が問題となった「河口湖町のローソン」の今

そして、すっかりオーバーツーリズムを象徴する場所となったのが、お隣の河口湖町にある「ローソン」です。

ローソンの店舗の青と、屋根に乗っかるような形の富士山の青が絶妙なコンビネーションとなり、いかにも日本的な風景として、インスタグラムや中国のRED、Weiboなどで紹介されたことをきっかけに、2023年頃から一躍有名になりました。

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【外国人が殺到した「ローソン河口湖駅前店」】

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