
ネットカフェ「快活CLUB素泊まり」驚きの変化
「ネットカフェ難民」が流行語になったのは2007年。当時高校生だった私は、翌々年に大学生になってから「げっ、終電逃しちゃった」といったシーンが多々発生。帰宅困難民として、ネットカフェを頻繁に利用していた。しかし隣の人の音が気になるなど、寝心地がよくないこともあり、始発の時間を今か今かと待ち構えていた思い出がある。
スマホが普及していない時代、ネットと漫画を楽しめるマンガ喫茶は、遊び盛りの若者にとって夢のような空間でもあった。けれど「汚い」「臭い」といった悪いイメージも少なからずあった。
そんな私も社会人となり、スマホを持つようになって以降、ネカフェを利用する機会が激減。10年間以上、一度もご縁がなかったが……。今年のお盆休み、大阪~東京間を「青春18切符」で移動した際、静岡県で終電がなくなった(ちなみに東京駅を15時頃までに出発しないと大阪に到着できない)。
ホテルに宿泊することも考えたが、誰しもご存じの通り、国内のホテル代は高騰している。アパホテルや東横インなど、ビジネスホテルの宿泊で1万円を超えることは近年ザラだ。
10代や20代前半など、体力が無限にあった若い頃なら「朝まで飲食店で過ごす」といった戦略も取れたが、30代中盤にもなると夜は横になって眠りたい……。
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