「自転車事故が多い」自治体ランキング300 5位は神奈川県川崎市、4位は福岡市、ではトップ3は?

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自転車事故が多いのは?(撮影:今井康一)

自転車は通勤や通学、買い物など日常の移動手段として多くの人に利用されている。その一方で、事故のリスクは決して小さくない。では全国の自治体を比べたとき、事故が起きやすいのはどこなのか。

2024年に発生した自転車が関与する交通事故を、警察庁「交通事故統計情報オープンデータ」から集計し、全国の「市」と東京都23区を対象にランキングを作成した。

事故件数はその自治体の住民が起こした事故ではなく、その自治体で発生した事故をカウント。住民基本台帳人口(2024年1月1日現在)で割って、人口千人当たりの事故件数も算出している。

大阪市が3104件で最多

最多は大阪府大阪市で、2024年の自転車事故は3104件。次いで愛知県名古屋市(2469件)、神奈川県横浜市(1517件)と続いた。上位10位までを見ると、政令指定都市が目立つが、東京都では足立区(906件)や世田谷区(883件)など区部が上位に入る。

一方で、東京都23区を合算すると自転車事故は9888件に達する。人口規模が桁違いなため、件数では大阪市を大きく上回る。ただし人口当たり(人口千人当たり)で比較すると、大阪市は1.13件、23区合算は1.03件で、大阪市のほうが上回る。

大阪市で事故が目立つ背景としては、自転車の利用・保有の多さが一因になりうる。2022年に公表された自転車産業振興協会の調査でも、都道府県別で大阪府は1世帯当たりの自転車保有台数が最も多いとされている。

ただ、事故の多寡は昼間人口や道路環境など複数の要因が絡まることにも留意されたい。

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