LCC最大手だが安全性に問題も…チェジュ航空とは 2005年設立、自治体と財閥が合弁で設立
2024年12月29日、韓国南西部・全羅(チョルラ)南道にある務安(ムアン)空港で着陸に失敗し炎上事故を起こしたチェジュ航空は同日、「事故で亡くなられた乗客と遺族の方々に深い哀悼と謝罪の言葉を申し上げる」と謝罪した。
事故機には乗員・乗客181人が登場し、うち乗務員2人が救助されたものの、ほかは全員の死亡が判明した。
チェジュ航空のキム・イベ社長は12月29日にソウル市内での会見で「今回の事故で亡くなられた乗客と遺族に深くお詫びする。原因が何であれ、最高経営責任者として責任を痛感している」と述べた。
事故機は関西空港でもバードストライク
キム社長は「迅速な事故収拾と搭乗者家族の支援に全力を挙げる。政府とともに事故の原因究明に向けて最善を尽くしたい」と明らかにした。遺族には「補償など具体的な中身については、今後協議していきたい」とのみ述べた。
事故機にこれまで事故を起こしたか、あるいは機体に欠陥があったかを問う質問には、「そういったことはなかった」と明らかにした。事故機は2009年に製造されたボーイング737型機で、出発・到着前の点検と24時間前の点検を完了していたと説明した。
実は事故機は、2022年11月に日本の関西国際空港で離陸直後にバードストライク(鳥類衝突)で引き返したことがある。これが今回の事故と関係があるのかという質問には、「関係はない」と答えた。事故旅客機は2022年11月、関西空港で離陸直後にバードストライク(鳥類衝突)で緊急回航した。