「体力と気力が削られるが…」それでも《青春18きっぷ》で旅をしたくなる 大阪→東京10時間、実際にやってみたら地獄と天国が同居していた

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青春18きっぷを使って大阪〜東京間を移動。その使い勝手について改めて検証する(筆者撮影)
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現役ウーバー配達員で“肉体派ライター”の佐藤大輝氏があらゆるモノやサービスを検証。机上ではわからない「本気の現場レビュー」を届けます。第4回は青春18きっぷ。

実は年齢制限なし。JR乗り放題で格安移動

青春18きっぷを初めて使ったのは大学4年の冬。サークルの男友達と一緒に、約10時間かけて東京~大阪を電車で移動。レンタカーを借りて広島→山口→福岡→大分→香川→高知と移動してから大阪に戻り、再びJR線に揺られて東京を目指す……。4泊5日(内2泊が車中泊)の貧乏旅行において、青春18きっぷは私たちの頼れる味方だった。

社会に出て以降も、私は東京~大阪間を移動する際、青春18きっぷを積極的に活用している。理由はシンプルに1つ。とにかく安く移動できるから。

高速バス4列標準シートの高速バス4列標準シート
高速バス4列標準シートの料金スクショ(著者撮影)

現在販売されている青春18きっぷは、3日間用が税込10000円。5日間用が税込12050円。つまり1日あたり約2400~3300円で「JR線乗り放題」が実現できる。

価格だけを考えるなら「夜行バス」という手段もあるが、近年のガソリン価格高騰等により、高速バスの料金は値上がりしている。

東京~大阪間の最安値は、4列標準シートで4000円前後。3列独立シートなら6000円近くする。金曜や土曜など需要が増える日は、この倍近くの値段になることもザラにある。

夜行バスで寝ると疲れが残り、翌日に甚大なダメージを持ち越すことも悩みの種だ。

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