青春18きっぷ改定後、格安移動の「傾向と対策」 移動手段か旅情重視の鉄道旅か分けて考えよう

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「青春18きっぷ」のルール改定で、俄然注目の移動手段は?(筆者撮影)

「青春18きっぷ」のルールが大幅に改定され、3日連続と5日連続の2種になり、複数人数での使用もできなくなった。格安旅行のスタイルはかなり変わった。なかでも、ほぼ利用が困難になったのではないかと思われるのが帰省である。経済的に苦しい若者が青春18きっぷを帰省に利用していたという人も多いはずだ。

そこで、本稿ではおもに首都圏や関西を中心とし、移動手段と鉄道旅行に分けて、今後の格安移動の傾向と対策を考えてみたい。

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日本の空に定着したLCC

まず青春18きっぷを格安移動手段として利用していた層には、今後は鉄道以外の交通機関にも注目することをお勧めする。

遠方へは成田空港や関西空港発着のLCCが断然速くて便利である。具体的にはジェットスター・ジャパン、ピーチ・アビエーション、スプリング・ジャパン(成田のみ)の3社である。多くの大手航空会社の国際線が成田発着から羽田発着にシフトした結果、現在は成田空港へ最も多くの便を運航しているのは、日本航空でもANAでもなくジェットスターとなった。大手航空会社の国内割引運賃は早期に購入しないと安くならないが、LCCは空席さえあれば直前でも安く購入できる。

【写真】次の旅はどれで行く?LCCは座席間隔が狭いが「青春18きっぷ」よりははるかに快適。最近の長距離バスやフェリーも快適に移動できるいろいろな工夫がなされている
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