大阪ー北九州「6800円」フェリー旅が超快適だった 最安5000円~「ベッド・浴室も完備」ホテル代浮かせ移動
いま、旅行者のなかで船旅が静かなブームをよんでいる。
船旅といってもいわゆるクルーズ船ではなく、日本の沿岸を航行する長距離フェリーのことだ。揺れる・酔う・雑魚寝といったイメージは路線によってはすでに過去のものとなりつつある。
今回は2023年10月に筆者が利用した名門大洋フェリーの船旅を中心に、現代の船旅について改めて考えてみたい。
夜行フェリーでホテル代を浮かせて快適に移動
筆者が利用した「名門大洋フェリー」は、大阪南港と北九州市の新門司港を結んでいる夜行フェリー。1日につき2往復の便が運航している。名門とは、いわゆる名門校などでつかわれる名門ではなく、前身のフェリー会社が名古屋と門司を結んでいたことによるものだ。
船旅が注目を集めている理由の一つがその価格の安さである。定期航路の多くは長い間、大幅な割引に積極的ではなかったが、LCCの普及など環境の変化にともない、インパクトのある低価格のプランが多くなっている。
今回名門大洋フェリーで利用したのは「おてがるフェリー」というインターネット予約限定のプラン。2024年3月31日まで、年末(12月26日~30日)の大阪南港発と年始(1月2~6日)の新門司港発をのぞくすべての日が対象となっている。
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