広島で話題の路面電車にも「2つの問題点」がある 世界水準には程遠い「これはLRTではない」

広島駅ビルの2階に乗り入れた広電の路面電車(筆者撮影)
広島の路面電車の広島駅停留所が8月3日に駅ビル2階に移転し、JR線との乗り継ぎが便利になった。また、この日に開通した短絡線・駅前大橋ルートで駅ビルから一直線に稲荷町に直行することになり、都心までの所要時間が4分短縮された。
路面電車への期待が高まるが…
2023年には宇都宮市・芳賀町に全線新設の路面電車が開業し、今年はこの駅ビル乗り入れが完成した。都市交通システムとしての路面電車への関心と期待が高まっている。
しかし、わが国の路面電車の実態は、現代の都市交通システムの及第点には程遠い。広島を例に、改善を要する2つの点について述べる。
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