開業1周年「宇都宮ライトレール」の未来と課題 利用者多く延伸にらむが、足りないインフラも
栃木県の宇都宮市と芳賀郡芳賀町の全長14.6kmを結ぶ軌道路線「宇都宮芳賀ライトレール線」は、2024年8月26日に開業1周年を迎えた。
利用者数は400万人を突破
開業からの利用状況は、想定されたものよりもはるかに多く、観光や沿線住民の足として順調に運用され、2024年7月2日には利用者数の累計が400万人に到達した。
宇都宮芳賀ライトレール線の目的は、宇都宮市や芳賀町が協同で推進している「ネットワーク型コンパクトシティ」の形成で、少子高齢化が進む中、未来へ持続可能な公共交通として導入されたものである。
そこで、先日現地に訪れ調査した内容をお伝えする。宇都宮に訪れた日は、蒸し暑い空気と照りつく太陽が降り注いでおり、気温は30度以上。熱中症対策を施しての取材だった。
宇都宮駅の連絡デッキを降りると、イエローの車体が眩しいHU300型が、冷房を効かせながら待ち構えていた。青空に、流線型のイエローの車体が映える。見入ってしまうほど素敵な車体だ。
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