「冬・こたつ・ミカン」は肝臓に悪い!? 肝臓を疲れさせる間食習慣と、その改善策をあわせて解説します(写真:rina28/PIXTA)
近年、肝臓の健康に注目が集まっています。医学が進歩して、肝臓こそ健康長寿を実現するカギになる臓器だということが分かってきたのです。
たとえば、「脂肪肝」は、これまで「誰でもかかるたいしたことない病気」のように扱われてきましたが、じつは「動脈硬化や糖尿病などを招く重大な病気」であることが判明しています。脂肪肝を甘く見て放っていたら、老化や病気が加速して、先々の人生を大きく狂わせることにもなりかねません。
ただ、肝臓は、ポイントを押さえたケアを行えば復活する臓器です。肥満やアルコールなどの問題で長年健診の肝機能の数値が悪かった人も、やるべきことをやりさえすれば短期間で回復させることができます。
では、どんなケアを行えばいいのか。肝臓専門医として46年間、患者を診続けてきた栗原毅医師は、著書『肝臓大復活』の中で、すぐに役立つ肝臓ケアのノウハウを惜しみなく紹介しています。
以下では、その栗原医師が「冬の『間食習慣』で肝臓を疲弊させないための注意点」について解説します。
「まったりと過ごす幸せな時間」じつは……
「冬・こたつ・ミカン」は、日本の冬をまったりと過ごす合言葉のようになっています。
居間のこたつでぬくぬくと温まりながら、ミカンを食べたり、おせんべいやお菓子を食べたりしていると「あー、シ・ア・ワ・セ」という気分になりますよね。あまりの快適さに「もう、ここから動きたくない」と何時間も居座っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし――。
そんな「しあわせ気分」に水を差すようで恐縮なのですが、この習慣は肝臓の健康にとってはあまりよくありません。とくに、脂肪肝や糖尿病が気になっている人は注意を心がけるべきでしょう。
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