「知らずにやってた」じつは肝臓によくないNG習慣 「脂肪肝は酒飲みがなる」は時代遅れの知識
![肝臓大復活: 100歳まで食・酒を楽しむ「強肝臓」の作り方](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/7/9/570/img_791a8e7e7c19a80a3afd3f6fea126c23195389.jpg)
「脂肪肝」は、「動脈硬化や糖尿病などを招く重大な病気」であることが判明しています(写真:Luce/PIXTA)
近年、肝臓の健康に注目が集まっています。医学が進歩して、肝臓こそ健康長寿を実現するカギになる臓器だということがわかってきたのです。
たとえば、「脂肪肝」は、これまで「誰でもかかるたいしたことない病気」のように扱われてきましたが、じつは「動脈硬化や糖尿病などを招く重大な病気」であることが判明しています。脂肪肝を甘く見て放っていたら、老化や病気が加速して、先々の人生を狂わせることにもなりかねません。
ただ、肝臓は、ポイントを押さえたケアを行えば復活する臓器です。肥満やアルコールなどの問題で長年健診の肝機能の数値が悪かった人も、やるべきことをやりさえすれば短期間で回復させることができます。
では、どんなケアを行えばいいのか。肝臓専門医として46年間、患者を診続けてきた栗原毅医師は、新著『肝臓大復活』の中で、すぐに役立つ肝臓ケアのノウハウを惜しみなく紹介しています。
以下では、その栗原医師が「一般の人がついやってしまいがちな〝間違った肝臓対策〟」について解説します。
「よかれと思ってやったこと」が逆効果に
日本橋にある私のクリニックには、肝臓に大小のトラブルや不安を抱えた数多くの患者さんが訪れます。初診の際、肝臓のために自身でやってきたことを自慢げに話される方も少なくありません。
ただ、その中に「肝臓の健康によかれと思ってやってきたことが、まったく逆の結果を招いている人」がかなりの数いらっしゃるのです。
たとえば、「肝臓のために、晩酌をやめて、代わりにフルーツジュースを飲むようにしたんですよ」と語る患者さん……。いったい、この方の行動の何がいけないのかおわかりでしょうか。
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