同級生が3分の1に激減
アニメ業界で働くことを夢見て、ミャンマーから単身来日したPHYO PHYOさん。
日本語学校を経てアニメの専門学校に進むも、同級生は60人中48人が外国人。そしてどの国のグループにも馴染めず”ぼっち”が続き「当時はすごく病んでいた」という。
それでもなんとか2年次に上がると、周囲に変化が訪れた。同級生の数がグッと減ったのだ。
授業が厳しいということもある。それに、「2年目くらいになると誰が就職できるかできないか、だいたい決まっちゃうんですよ」
という。学生たちの間で描く絵などのスキルの差がはっきりしてくる頃に「自分にこの業界は無理だ」と別の進路を選ぶ人が増える。60人のクラスメイトは卒業を迎えたときには20人ほどになっていた。シビアな業界なのだ。
それでもPHYO PHYOさんは残ったのだが、描くものに自信があったというよりも「ここまで来て、こんなにお金もかけて、あきらめられるか」という思いひとつだった。


















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