「なんとなく不調」は≪グルテン≫が原因? 小麦由来の“人工的なたんぱく質”が引き起こす現代食の真実

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グルテンフリー
グルテンが体に与える悪影響と、多く含まれている食品を解説します(写真:genzoh/PIXTA)
パン、ピザ、パスタ、うどん、ラーメン、そうめん、クッキー、ドーナツなど、小麦由来のたんぱく質であるグルテンを含む食べ物は私たちの身の回りにあふれています。もし、それらが知らぬうちに体にダメージを与えているとしたら……。本稿では『腸の不調がなくなる「小麦」の抜き方』より一部抜粋のうえ、グルテンが体に与える悪影響と、多く含まれている食品を解説します。

もともとは地球上に存在しなかったグルテン

数年前まで、海外のセレブたちの間で知られていた「グルテンフリー」は、今やすっかり日本でも浸透し、美容や健康に関心が高い人たちの間では、当たり前のように実践されています。

スーパーやコンビニエンスストアでも、グルテンフリーを謳った商品があちこちに置かれ、グルテンフリーのコーナーが設置されているところさえあります。

改めて、グルテンフリーとは、食生活のなかからグルテンを除去することをいいます。グルテンは、小麦などの穀物に多く含まれるたんぱく質の一種で、パンやケーキなどをフワフワふくらませたり、モチモチ感を出したりするのに関係している成分です。

グルテンフリーというと、あたかも最近話題の美容法やダイエット法だと思われるかもしれませんが、実はパスタなど小麦の摂取量が多いイタリアなどでは、グルテンフリー食材がもう40年以上も前から多く出回っています。グルテンフリーは、決して新しい食事法ではないのです。

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