「発言が被害者ヅラ」「謝罪の言葉はないのか」と批判殺到…。広陵高校「校長の逆ギレ会見」が招く"最大の危機"

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広陵の堀正和校長
出場辞退について記者会見する広陵高校の校長ら=10日、兵庫県西宮市(写真:時事通信フォト)

広島・広陵高校が甲子園を辞退するまで

2025年8月10日。広陵高等学校(広島)の校長らが全国高校野球選手権大会本部を訪れ、次戦の出場辞退を表明した。

さかのぼること2025年1月。同校の野球部寮で暴力事案が発生した。現時点では確定していないものの、当時1年生だった部員がカップ麺を食べたことで、複数の2年生部員から暴行を受けた。

伝えられるところによれば、それら複数の加害者が一方的に、胸部や腹部への殴打、頬への平手打ちといった身体的暴力を振るった。事件直後、保護者が学校側に連絡を入れたものの、被害者にとってみれば、チームを優先したように映った。

学校側も何もしなかったわけではなく、内部調査を行い2月に広島県高等学校野球連盟を通じて日本高野連に報告した。ただ、広陵高校に対しては「厳重注意」にとどまった。大会への出場資格を維持できた。加害生徒たちは一定期間の公式戦出場停止だけの処分だった。

そこからは世間が知るとおりだ。

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