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「体力と気力が削られるが…」それでも《青春18きっぷ》で旅をしたくなる 大阪→東京10時間、実際にやってみたら地獄と天国が同居していた

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  • 佐藤 大輝 肉体派ライター・ウーバー配達員ライター
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青春18きっぷの使用に年齢制限はない。老若男女問わず、すべての人が無条件で「JR全線の普通・快速列車の普通自由席」を連続する3日間または5日間、何度でも好きなだけ乗り降りできる。

※新幹線や夜行列車等の利用はできない。

ところがどっこい。長年私たち庶民の味方だった青春18きっぷは、2024年度より「改悪」されたと現場では大不評だ。いったい具体的に何が変わり、現行のルールはどのような点に気を付けるべきなのか?

2025年お盆休み、青春18きっぷで大阪→東京へ

青春18きっぷは例年、春・夏・冬の期間限定で販売されており、1~2カ月程の使用期間がある。このルールは今も昔も変わらない。

今現場で「改悪」と批判されているのが2024年11月から始まった、下記3点の利用条件だ。

・連続する3日間、あるいは5日間で使用できる
・1人1枚の利用に限られる
・利用開始日を購入時に指定する

現在適用されているこれらの利用条件は、実はすべて新ルール。これまでの青春18きっぷは、例えるならスキーのリフト券のように、自分の好きなタイミングで計5回自由に利用できた。具体的には月・木・土・月・金といった形で、使用期間内であればいつ使用してもOK。5人で1回券ずつ使用してもOK。利用開始日の指定をする必要もない……。

とどのつまり「旅行プランの変更・融通が利く」という大きな利点があった。これが根こそぎ奪われてしまったので、利用者から不満の声が爆発してるというわけだ。

神戸在住の私はこれまで、「お盆休みに神戸~横浜までの帰省用に2回分。京都観光に1回分。神戸から成田空港までの移動が1回分。残り1回はどこで使おうかな」といった使い方をしていた。だからこそと言うべきか、昨年の改正でガックリした気持ちは正直ある。

しかし繰り返しになるが、青春18きっぷは現在も「コスパ抜群」の移動手段の1つだ。高速バスと異なり、気になる場所があればふらりと立ち寄れる「旅感」が味わえる点もGOOD。

大阪〜東京の移動中、関ヶ原の戦いの決戦地がある(著者撮影)

ということで……。私は本記事を執筆するにあたり、青春18きっぷを使って兵庫〜東京間を移動。その使い勝手について、肉体派ライターとして改めて検証しようと考えた。

さっそくみどりの窓口に行き、3日用の切符を購入。お盆休みの人も多いであろう8月13日(水)に、最寄り駅であるJR芦屋駅(兵庫県)を出発。一度大阪で降りてから、11時30分発の電車に乗って東京へ⋯⋯。

次ページが続きます:
【東京を目指して出発!】

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