「私は巨大な幼児」ジョニー・デップが来日会見で語った、描くことへの衝動と、ヴァネッサ・パラディとの内省的な日々

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A Bunch of Stuff ジョニー・デップ
8年半ぶりに来日したジョニー・デップ(撮影:梅谷秀司)

人気俳優のジョニー・デップが、今回はアーティストとして日本にやってきた。11月27日、彼の大規模な展覧会「A Bunch of Stuff」の記者会見が開かれ、デップは自分の言葉で作品への思いを語った。

デップのメッセージはとてもストレートだ。「絵を描くことは緊急の必要性だ」ということだ。そして、なぜこれほど個人的で力強い作品を発表する場所に東京を選んだのか、その理由も詳しく説明した。

デップは、演技、音楽、絵画と、長年にわたる自身の創作活動のキャリアについて話した。これら異なる活動がどう繋がっているのか尋ねられると、彼は「すべてが何かを生み出したいという、内側から湧き出る同じ強い衝動からきている」と答えた。

【展示されたジョニー・デップの作品を一挙公開】作品は、喜びと暗さの両方の強い感情に満ちている

私の頭は爆発してしまう

「演技は表現の一形態であり、音楽も間違いなくそうで、そして絵画、ドローイング、何かを生み出すこと。これらすべてが同じだ」と、デップは創作へのエネルギーを説明した。

「それこそが、私が持たなくてはいけない、唯一の真の、絶え間ない必要性だと感じている。さもないと、私の頭は爆発してしまうだろう」

このインパクトのある発言は、60点を超える作品群が、単なる仕事やキャリアのためではなく、「生きる」ために必要なものとして制作されたことを、来場者に強く伝えている。

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