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ライフ #“聖地”巡礼 あの名作の舞台地を訪ねて

《外国人観光客が殺到した“富士山コンビニ”》の現在ーー隣接する「富士吉田」は2025年、新たな“聖地”として人気を集めていた

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  • 古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家
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まさに日本人が思いつかない発想で、観光地でもないのに観光客を集めた事例として関係者に衝撃を与えました。

特に、富士山麓鉄道の終着駅・河口湖駅から近い「ローソン河口湖駅前店」に外国人観光客が殺到。

一時期、街が安全対策として、写真が“映えない”ように黒い幕を張っていたことで有名になりましたが、現在は横断防止の柵があるだけで落ち着いてきているように感じます(その後、横断防止のための「幕」が設置されましたが、撮影は可能なようです)。

実は少し離れた「ローソン富士河口湖町役場前店」でも似た風景を見ることができるのですが、駅前と比べて人は少なめな印象でした。

筆者が訪れたときはあいにく雲がかかってしまっていましたが、コンビニの屋根越しに富士山が見えます(筆者撮影)
一時期よりは撮影する人も少なめの様子(筆者撮影)

ドラマ『ホットスポット』が撮影された名所

そして、富士吉田の最近の話題は、ドラマ『ホットスポット』のロケ地としての盛り上がりです。前述のレトロな商店街が、何とも言えない雰囲気を醸し出しており、ドラマに花を添えています。

このドラマは、市川実日子さん主演、バカリズムさん脚本。「東京03」の角田晃広さんが演じる、「私は宇宙人」だと話す「高橋」と繰り広げる、“地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー”です。

レトロ商店街として知られる「本町通り」もドラマに登場します。筆者が個人的に好きなのは、通りから一本入ったところにある「東裏」「西裏」と呼ばれる地区。まさに昭和がそのまま残された、落ち着いた雰囲気が魅力です。

特に「西裏」は、かつて関東屈指の歓楽街として栄えた富士吉田の雰囲気をよく残していて、街角に味のある飲食店が点在しています。

風情ある店が連なる「本町通り」の西裏地区(写真:西裏 富士吉田の公式サイトより)
ネオン光る夜の雰囲気もいい感じです(写真:西裏 富士吉田の公式サイトより)

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【聖地となったレトロ喫茶店「もんぶらん」】

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