そして、その中の1つ、商店街近くにあるレトロ喫茶店「もんぶらん」は、中でもファンの間で聖地となり、巡礼客が絶えません。同店はドラマ放送前から純喫茶として人気のお店で、常に行列ができています。1980年創業で、看板メニューのパフェは種類が豊富です。
また、富士山駅近くの「金鳥居」もドラマのロケ地。吉田ルートへ至る富士山への玄関口となっている鳥居で、富士山の信仰の世界との境界線でもあり、古来、富士山を参拝する人々にとっての「一の鳥居」となっていました。
他にも、富士山をバックにした「平成通り」や、月江寺駅近くのパワースポットで、菅原道真公などが祀られている「市杵島神社」など、富士吉田の名物観光地も舞台として登場しました。



山梨県民にとっての「ふるさと」

さらに、ドラマには山梨県独特の文化ともいえる場所が登場。「ハッピードリンクショップ」です。
県内の国道沿いなどに数多く点在する、飲料の自動販売機が設置された駐車場スペースで、アニメ『ゆるキャン△』にも登場しました(作中では、「ラッキードリンクショップ」という名前でした)。山梨県民にとっては、昔懐かしいふるさとを感じる場所です。
筆者は以前、県内の旧甲州街道を徒歩で踏破した経験がありますが、そのときにも幾度となくお目にかかり、水分補給やひとときの休憩でお世話になりました。

夏山シーズンをピークに、現在、観光客数が一年で最も多い時期に入っている富士吉田。ピーク時間帯や定番の場所を外して訪問することで、快適に楽しむことができます。
聖地巡礼は、地元の方に敬意を払い、ルールや節度を守りながら行いたいものです。
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