すごい団地!「保育園、ドッグラン、畑を完備」「子育て中に"ご近所さん"を頼れる」 満室が続く《ハラッパ団地・草加》が、令和に人気を呼ぶワケ

埼玉県草加市の新田駅。東武鉄道伊勢崎線でとうきょうスカイツリー駅まで1本(約30分)という立地に、黄色い外観がひときわ目立つ2棟の建物がある。
「ハラッパ団地・草加」。1971年にNTT東日本の社員寮として建築された団地を、2018年に賃貸物件として大規模リノベーションした。現在は全55戸がつねにほぼ満室という、人気物件となっている。
新しくもどこか懐かしい、「令和の団地」が人気を呼ぶ背景を取材した。
近隣住民も参加するイベントを開催
「よっしゃー!」「やったー!」
テラスに設置された2つのビニールプールから、子どもたちの元気な声が響く。1つは「スーパーボールすくい」、もう1つは「ヨーヨー(水風船)釣り」。昭和~平成初期を思い起こさせる祭りならではの遊びに、令和生まれの子どもたちが夢中になっている。
この日はハラッパ団地の「夏祭り」が行われていた。団地の居住者たちに加えて近隣の住民たちが集まり、おのおのの家族が約2~3時間の「ちょっとした特別な1日」を満喫している。
この日の参加者は30名前後。半数近くは子どもたちで、中には浴衣姿で元気にはしゃぐ女の子の姿も見えた。

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