「ダンナを置いて1人で移住」50代女子が暮らす瀬戸内海の離島――ヤギを飼いパンを焼き古民家で暮らす…くらたまが見た"理想のシニアライフ"

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50代単身で移住した50代女子を訪ねて……(写真:あられもち/PIXTA)
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世間を沸かしたバツ3の叶井俊太郎氏との結婚から14年と半年。漫画家・くらたまに降りかかったのは、夫の死と、残りの人生をどう独りで生きるかという「新たな人生設計」だった――。
夫亡き後の日々の暮らしや感じたこと、そして新たな挑戦の日々を漫画とエッセイでお届けする(漫画はエッセイの最後に)。【連載第11回】
【前回の記事】「これには青ざめた」――広島・佐木島行き高速船に乗った50代女子2人がやらかした"痛恨のミス"…それでも島の人は温かく迎え入れてくれた

手作りの朝食に舌鼓を打つ

同い年の友人ミカンが、ダンナを東京に置いて1人で広島県の離島佐木島(さぎしま)に移住したので、私と同世代の友人Mとで彼女のところに遊びに行きました。

初日は船から降り損ねて時間をロスしたこともあり、到着したのは夜中(前回の記事参照)。佐木島の宿泊施設鷺邸(さぎてい)で管理人のカツ子さんが作ったおいしい晩御飯を食べて、順番にお風呂に入りました。

鷺邸はもともとカツ子さんの実家だったところなので、いわゆる古民家です。

お風呂は地下にあるのですが、見たことがないほどの急階段で、手すりをしっかり握りしめながらそろそろと上り下りしました。ミカンはかなりビールを飲んだので心配でしたが、無事に入浴を終えて部屋に戻ってきました。

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