すごい団地!「保育園、ドッグラン、畑を完備」「子育て中に"ご近所さん"を頼れる」 満室が続く《ハラッパ団地・草加》が、令和に人気を呼ぶワケ
会場は団地1階の端にある、大きなテラスに直結した1室。「ハラッパ団地・草加」のスタート当初は、カフェとして運営されていたスペースだ。コロナ禍を経てカフェが撤退し、現在は住民たちのコミュニティスペース(予約制)として活用されている。
「住民の方がここでヨガ教室を開いていたり、キャンドル作りなど、自分の趣味の時間のために使われる女性の住民さんもいらっしゃったり。キッズスペースもあるので、同年代のお子さまたちや、その親御さんの交流の場としても使われています」と語るのは、同団地の管理・運営を行う「株式会社アミックス」の管理業務部・森永顕光さんだ。
夏祭りの今日、そのコミュニティスペース内には、さまざまな屋台風の飲食ブースがズラリ。チョコバナナやフランクフルト、そうめんにイカゲソ焼き、肉巻きおにぎりにかき氷……。
ブースでせっせと屋台飯を作っているのは「アミックス」のスタッフに加え、同団地の入居者募集を一手に引き受け、地域住民との交流イベントを主催している「ハウスコム株式会社」のスタッフたちである。
そこに、祭りの参加者でもある団地および近隣住民も加わり、時につまみ食いしながら和気あいあいとイベントを盛り上げていた。


“緩やかにして温かい”コミュニティができた
「もともと団地のスタートと同時に、敷地内にある農園で野菜を育てる『ハタケ部』という活動を月1で開催していました。参加者の皆さんが栽培したい野菜を選び、農業指導者のお力を借りて作付け計画を立て、運営する形です。
そこに加えて、2022年より(不動産賃貸仲介大手の)ハウスコムさんと共同で『ハラッパ団地・草加 運営企画プロジェクト』がスタートしました。毎月、さまざまな交流イベントを開催しています。8月の夏祭りと1月の餅つき大会は、近隣の方々も含めて特に多くの参加者の皆さんに楽しんでいただいています」(森永さん)

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