3920戸マンモス団地が進めるコミュニティ再設計、イベントで見えた変化の兆し。建物も住民も高齢化→若者・子育て世帯に"選ばれる"団地へ
高度成長期の大規模団地は、建物と住民の「2つの老い」という共通する課題に直面している。一方で、今では大規模団地でしか得られない「敷地のゆとり」や「緑の豊かさ」を生かしたコミュニティ活動により、団地の活性化に取り組む事例もある。
「町田山崎団地」は、東京都町田市の代表的なマンモス団地だ。ここでは、団地の居住者や周辺住民が参加する「まちやま まるごと スコーレ」というイベントを開催している。第5回の開催日に、団地を訪れてみた。
「まちやま まるごと スコーレ」に行ってみた
1968年(昭和43年)から入居が始まった「町田山崎団地」は、JR横浜線・小田急小田原線「町田」駅からバスで約15分(バス停は6カ所ある)に立地する、全116棟、3920戸の大規模団地。多くが5階建ての階段室型の住棟で構成され、広大な敷地内にはスーパーマーケットや商店街、集会所や広場・公園などが揃っている。
団地案内図の左下の部分、商店街と緑色の広場の部分が、「まちやま まるごと スコーレ」の会場だ。
バス停近くの「センター広場」と商店街沿いに移動する「ぽんぽこ広場」がメイン会場で、この日は会場MAP図中の1~4や7~8の出店やタイムスケジュールによって変わるステージやイベントなどが開催されていた。



















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