「刑法犯罪」(人口千人当たり)が多い市区ランキング815! 2021年比で変動率が大きかったのは《熊本》

地域の治安を見る指標の1つに「人口当たり刑法犯認知件数」がある。今回は、市と特別区(東京23区)を合わせた全国815市区を対象に、人口千人当たりの刑法犯認知件数の多い順にランキングを作成した。
また、参考までに2021年(コロナ禍)からの変動率も載せている。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で人流が抑制され、2020年・2021年はおおむね1~3割くらい刑法犯が減った。2023年は、犯罪数も「正常化」している。
首位になったのは、東京都千代田区。千人当たり刑法犯認知件数は34.99となった。続いて2位新宿区(15.99)、3位渋谷区(14.77)だった。
なお、これらの地域は昼間と夜間で人口が大きく変動する場所でもある。特に千代田区は昼夜間人口比率が約1300%と非常に高いため、人口当たりの数字には注意したい。
上位には繁華街や歓楽街を有するエリアが多くを占め、上位10市区のうち東京都から6区、大阪府から2市が入った。下位は、刑法犯罪が起きにくいエリアといえ、最下位は大分県津久見市となった。千人当たり刑法犯認知件数は0.82だった。
変動率が大きかったのは熊本
ちなみに、コロナ禍の2021年と比べて、刑法犯件数の変動率の大きかった地域を見てみると、トップ15の中に熊本県の市が11入っていた。

次のページからは、「人口当たり刑法犯罪が多い市区」を1位から紹介する。
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