1993年から毎年公表している「住みよさランキング」。今回は初となる「住みよさランキング人口規模別編」を公開する。同規模の自治体と比較すると、自市区の位置や今まで気づかなかった評価ポイントがわかったりするので、新たな切り口の1つとしても活用してもらうと幸いである。
人口は、2023年1月1日時点の住民基本台帳を基に10万人をしきい値としてグループ分けしたランキングとなる。812市区全体のうち10万人未満は533市、10万人以上は279市区となっており、どちらもグループ内で偏差値を算出して順位付けした。したがって、812市区を対象とした総合評価とは異なるランキングのため総合評価順位も併記している。
人口規模で分けた結果…
人口10万人未満のグループでは、1位人吉市(熊本)、2位長久手市(愛知)、3位合志市(熊本)と続いた。一方、人口10万人以上のグループは、1位文京区(東京)、2位鎌倉市(神奈川)、3位武蔵野市(東京)という結果となった。
2つのグループを比較するといくつかの指標で大きな差が出た。「①人口当たり病院・一般診療所病床数」や「⑮都市計画区域人口あたり都市公園面積」の平均は、人口10万人未満のグループが、人口10万人以上のグループより差を付けて有利になっている一方、「⑯財政力指数」や「⑳住宅地平均地価」などの平均は、逆に人口10万人以上のグループのほうが上回っていた。
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