「おしゃれなカフェ飯?ちがう!タコライスはワイルドに食うものだ!」沖縄県民が「原点にして頂点」と絶賛するタコライス店。何が凄い?

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沖縄庶民派グルメの王様的存在「タコライス」発祥の名店チェーン「キングタコス」をご紹介します(筆者撮影)
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出張先でご当地グルメを楽しみたいけれど、個人店は選びづらい――そんな時に頼れるのがローカルチェーン。本連載では、出張者目線で人気ローカルチェーンを紹介。
第11回は沖縄のフリーランス記者・長濱良起が沖縄のキングタコスを取材する。

「食べ終わりたくない」──中毒的おいしさのタコライス

直訳するとゴーヤーチャンプルーは苦瓜の炒め物、サーターアンダギーは砂糖の油揚げ。琉球語の名が付く古くからの沖縄料理もあれば、むしろ英語由来の名が付く新タイプの沖縄発祥料理もある。

その代表格が「タコライス」だ。白米にタコミート、トマト、レタス、チーズがこれでもかと乗って、戦後沖縄の米軍文化がジャパンの白米と融合した、庶民派グルメの王様的存在。沖縄では給食にまで出てくる、わんぱく坊やも大喜びのタコライスの名店チェーンが「キングタコス」だ。

現在、沖縄本島中部に6店舗を展開するキングタコス。1984年にタコライスを最初に作った儀保松三(ぎぼまつぞう)氏によって創業された。その存在はまさに“キング”の名にふさわしく、原点にして頂点といえる。タコミートもチーズも容器からはみ出る豪快なぶっかけ飯。その姿はもはや猛々しいのだ。食べた瞬間から「あ、食べ終わりたくない」と思わせてくれる中毒的な美味しさ。今回はそんな、県民の、県民による、県民のためのキングタコスをご紹介しましょう。

【画像を見る】950円でこの大盛は凄い!蓋がしまらない爆盛りタコライスはこんな感じ
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