
おぐらで食べずしてチキン南蛮を語ることなかれ(筆者撮影)
出張先でご当地グルメを楽しみたいけれど、個人店は選びづらい――そんな時に頼れるのがローカルチェーン。本連載では、出張者目線で人気チェーンを紹介する。
連載10回目は、宮崎のライター三角園いずみが、チキン南蛮が名物のファミリーレストランチェーン「おぐら」を訪ねた。
そのチキン南蛮、“本物”ですか…?
近年ではその人気が全国区となった、宮崎のご当地グルメとして知られるチキン南蛮。今や県外の飲食店でも提供されることもめずらしくなく、宮崎を訪れたことがなくともチキン南蛮を食べたことのある人は多いだろう。
一方で、県外の飲食店では、チキン南蛮と似て非なる“チキン南蛮もどき”も少なくないと聞く。チキン南蛮を注文したはずが、鶏の唐揚げにタルタルソースをかけたメニューが出てきて卒倒したという宮崎県民は後を絶たないという。
筆者は宮崎出身、在住であるが、県外に出た友人たちは帰省のたびにこぞって新天地で出会ったチキン南蛮のショックを愚痴る。
確かに「鶏の唐揚げ タルタルソースがけ」でも悪くないかもしれない。「それはそれで普通においしかった」という感想もあるかもしれない。
しかし、チキン南蛮のポテンシャルはその程度のものではないのだ。ぜひ、本場のチキン南蛮を食べて、あなたの“チキン南蛮観”をアップデートしてもらいたい。

▲おぐら瀬頭店(撮影:横田ちえ)
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