宮崎県民「君たちが食べてるのは偽物、"なんちゃってチキン南蛮"なんだよ」宮崎が誇るファミレスがあなたの“チキン南蛮観”を塗り替える

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​​​今回ご紹介するのは、おぐら瀬頭店。おぐらは宮崎市に2店舗​​(本店、瀬頭店)​​を展開し、チキン南蛮の元祖として知られている。​​

本店は、​​宮崎市の目抜き通りである橘通近くで営業し、宮崎駅から歩いて10分ほど。ビジネス街もほど近いため、出張で訪れた際には本店の方が訪れやすいと思われがちだが、瀬頭店も宮崎駅から15分ほどと交通アクセスは決して悪くはない。​

​​​▲ゆとりある空間で心ゆくまで食事を楽しめる​​(撮影:横田ちえ)​​​​ 

​​​​​​さらに、​​本店にはない駐車場が整備されており、車での移動が多い場合は重宝するだろう。また、店内空間が広く、ゆったりとした席配置である点も高ポイントだ。​​なので、今回は瀬頭店を取り上げる。​​ 

ちなみに、県北部の延岡市にもチキン南蛮を看板メニューとする「おぐら」が3店舗あるが、これは創業者家族によって分社されたことによるものだそう。食べ比べてみるのも良いかもしれない。​​​​​​​​​​ 

たたずまいは「THE 昭和のファミリーレストラン」

​​開店少し前に到着したが、平日にもかかわらず駐車場は埋まりつつあり、「わ」ナンバーや県外ナンバーの車も多い。店の前ではオープンを待つ人々が列をなしている。観光客や出張で宮崎を訪れているビジネスパーソンらしき客に加えて、地元客も多いようだ。チキン南蛮が全国区の人気になってもブレることなく、そのおいしさを追求し、守り続けていることの証だろう。​

▲かつてはテレビCMが放送されており、「おぐらのおじさん」も出演していた​​(筆者撮影)​ 

​​入り口に並んでいると、すぐ横の外壁に掲げられたコック帽をかぶったおじさんのロゴマークが目についた。八の字眉がなんとも愛らしいこのおじさんは創業者の故甲斐義光氏をモチーフとしており、「おぐらのおじさん」として長年にわたって県民に親しまれている。店内のあちこちにおじさんが潜んでいるので、ぜひ探してみてほしい。​

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