「このメニュー、そこまで有名ではないけど自分は好きだなあ」「定番や看板ではないかもしれないけど、好きな人は結構多いと思うんだよな……」――外食チェーンに足を運ぶと、そう思ってしまうメニューが少なからずあります。店側はどんな思いで開発し、提供しているのでしょうか。
人気外食チェーン店のすごさを「いぶし銀メニュー」から見る連載。今回は、から揚げ専門店・から好しの「そば」を取り上げます。
飲食チェーンには「代名詞」「定番」というべきメニュー以外にも、知られざる企業努力・工夫を凝らされたものが数多く存在します。本連載では、そうした各チェーンで定番に隠れがちながら、根強い人気のある“いぶし銀”のようなメニューを紹介していきます。
ガストとの併設店では食べられないメニュー
今回のテーマは、から好しの「そば」です。から好しといえば、その名の通りから揚げが代名詞ですが、脇を固めるメニューもあなどれません。
すかいらーくホールディングスの久保木稔さん(マーケティング本部 SP開発グループ ディレクター)によると、から好しでお客さんが注文するメニュー割合はから揚げが7割ほどで断トツながら、残りの3割をそばと親子丼が占めており「この3種類が、から好しの3大メニューです」と話します。
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