「1枚1207円」吉野家の鰻重が"高め"でも人気な訳 でかい・厚い・うまい!をかなえるこだわりとは?

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でかいだけでなく「厚い」鰻。吉野家が誇る、いぶし銀メニューを取材します(筆者撮影)/配信先サイトでは画像をすべて見られない場合があります。本サイト(東洋経済オンライン)内でご覧ください
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「このメニュー、そこまで有名ではないけど自分は好きだなあ」「定番や看板ではないかもしれないけど、好きな人は結構多いと思うんだよな……」──外食チェーンに足を運ぶと、そう思ってしまうメニューが少なからずあります。店側はどんな思いで開発し、提供しているのでしょうか。
人気外食チェーン店のすごさを「いぶし銀メニュー」から見る連載。今回は牛丼チェーン・吉野家の「鰻重」を取り上げます。

牛丼御三家で唯一、通年で「鰻」を提供

飲食チェーンには「代名詞」「定番」というべきメニュー以外にも、知られざる企業努力・工夫を凝らしたものが数多く存在します。本連載では、そうした各チェーンで定番に隠れがちながら、根強い人気のある“いぶし銀”のようなメニューを紹介していきます。

今回のテーマは、吉野家の「鰻重」です。松屋・すき家と合わせて「牛丼御三家」の一角を担う吉野家ですが、現時点で3社のうち唯一、鰻メニューを通年で展開しています。

牛丼チェーンとして老舗の吉野家。鰻メニューを通年で提供しています(筆者撮影)

鰻重(一枚盛り1207円)を筆頭に、「鰻皿」(同1108円)、「鰻重牛小鉢セット」(同1524円)をラインアップする吉野家。一方で、一番人気のメニューはやはり牛丼です。豊富なサイズ展開やトッピングメニューを展開しており、絶対王者ともいうべき立ち位置を築いています。

次ページ第2の柱となるべく注力しているメニュー「から揚げ」
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