《新世代ChatGPT》が登場!「知能は博士号レベル」「文章はプロ級」…。“人間の仕事”はAIに奪われるのか?いち早く触れた筆者が展望を解説

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
サム・アルトマン
OpenAIが次世代AIモデル「GPT-5」を正式に発表した。写真は2025年2月に来日時のサム・アルトマンCEO(筆者撮影)
この記事の画像を見る(6枚)

アメリカのOpenAIが、次世代AIモデル「GPT-5」を正式に発表した。新モデルは、無料ユーザーも含めすべてのChatGPTユーザーが利用できる(ただし無料版には利用量制限がある)。

大きく進化した新世代のChatGPTは、誰もが使えるシンプルかつ万能な側面を持ち、利用者の癖や求めることを長期的に記憶する。スケジュールやメールなどの情報と接続すると、依頼したタスクを自律的にこなしてくれる。

パーソナルに深く結びついた、生活、仕事、教育、そして社会の仕組み全体にまで影響を及ぼす「知的インフラ」になる可能性を秘めている。

ユーザー視点に立ってみると、自分自身をほんとの意味で“エンパワーメント(補強)”してくれる、自分だけのパートナーをポケットの中に忍ばせておけるようになる。

“使いこなし不要”な究極の知識ツールに

OpenAI CEOのサム・アルトマンは、第5世代となる新しいAIモデルの知能レベルについて「GPT-3を高校生、GPT-4を大学生とするなら、GPT-5は博士号レベルの専門家のような存在だ」と、それぞれのモデルと比較しながら説明した。

これまでは難しかった高度な専門知識を必要とする分野でも、GPT-5は自然に対話し、説得力ある提案や創造的な文章を出力する。ユーザーの尋ね方や話の文脈に応じて、より心地よく求める回答が戻ってくるなど、その質的向上は誰もが感じるレベルの大きな進歩だろう。

しかも今回の世代では、すべての情報タイプを同時に取り扱うことができる。画像、動画、音声、そしてもちろんテキスト。これらを複合的に扱いながら問題解決を進める能力がある。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事