《新世代ChatGPT》が登場!「知能は博士号レベル」「文章はプロ級」…。“人間の仕事”はAIに奪われるのか?いち早く触れた筆者が展望を解説

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国としても教育方針の転換が問われる。生成AIが標準化する社会においては、単に「ツールの使い方」を教えるのではなく、「AIと協働し、人間としてどう価値を創るか」を教える必要がある。これは単なるカリキュラム変更ではなく、「人間観」「知性観」の再設計である。

GPT-5
(提供:OpenAI)

GPT-5により数ヵ月で世の中は大きく変化する

かつてのテクノロジーは、時間をかけて社会に浸透してきたが、GPT-5のインパクトは「即座」に現れるだろう。無料ユーザーにも即日開放され、グローバルで10億人規模のユーザーが一斉に体験を始めるからだ。

しかも今回の新しいChatGPTには、使いこなしがほとんど求められない。10億人規模の全く新しいAI体験が一夜にして広がるのだから、そこから集められる学習効果やAIモデルに対する洗練度の向上は想像絶するものがあるだろう。

我々はすでに、ChatGPTの一般公開(GPT3.5から)からの数年で、大きな進化を体験してきた。当初はとても使い物にならないと思えたAIチャットサービスだが、現在では安全性も高まり、その賢さは大幅に高まっている。

まずは使ってみることだ。繰り返しになるが、誰もが無料で最新世代のAIに触れることができる。自分の身近な情報から質問を重ねてみると良いだろう。AIとの対話の中で、自分にしかできない価値を見出すこともあるはずだ。

AIを使いこなし、そこから自分ならではの価値を生み出すこと、これこそが新しい時代に求められるスキルセットになるはずだ。

本田 雅一 ITジャーナリスト

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ほんだ まさかず / Masakazu Honda

IT、モバイル、オーディオ&ビジュアル、コンテンツビジネス、ネットワークサービス、インターネットカルチャー。テクノロジーとインターネットで結ばれたデジタルライフスタイル、および関連する技術や企業、市場動向について、知識欲の湧く分野全般をカバーするコラムニスト。Impress Watchがサービスインした電子雑誌『MAGon』を通じ、「本田雅一のモバイル通信リターンズ」を創刊。著書に『iCloudとクラウドメディアの夜明け』(ソフトバンク)、『これからスマートフォンが起こすこと。』(東洋経済新報社)。

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