《新世代ChatGPT》が登場!「知能は博士号レベル」「文章はプロ級」…。“人間の仕事”はAIに奪われるのか?いち早く触れた筆者が展望を解説

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ここで話している事は、あるいはすぐにはできないかもしれない。しかし、そのようなことができるように準備が整えられているのだ。ご存じのようにAIは日々進化している。こうしたエージェント機能は、継続的に磨き込まれていく。

GPT-5は誤った回答を生成するハルシネーションや、目的を遂行するために対話の相手を騙す”欺瞞的応答”を著しく減少させることにも成功しているという。

安全性に関しても、徹底的に検証と安全対策が実施され、特にバイオテクノロジーや医療、セキュリティー分野でユーザーを誤った方向へ誘導しないよう注意が払われている。

第5世代GPT
(提供:OpenAI)

第5世代GPTは文章力が格段に向上

新世代のChatGPTを使い始めてすぐに感じる変化は、文章力の向上だろう。

優れた書き手が丁寧に時間をかけて作り出した文章のように、極めてプロフェッショナルな文章を出力する。人間の書いた魅力的だが揺らぎの多い文章に関しても、人間的な魅力を失わずに内容をより良いものに誘導する能力もある。

筆者が感じているのは、“アイデアを形にする作業”全体が極めて効率的になることだ。どのような文章を書きたいのか、アイデアさえあれば、誰もが洗練された文章を作り出せる。

これはプログラムコードにも言える。プレス向けの発表イベントでは、「フランス語学習アプリ」を単なるテキスト入力だけでGPT-5に構築、実行させるデモが行われた。フランス語の単語が発生する仕組みや、クイズ、ゲームなどを含んだマルチメディアのウェブアプリを、わずか数分で出力し、問題なく実行することができた。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事