AI(人工知能)向けの需要急増で世界のメモリー半導体の需給が逼迫しているにもかかわらず、中国の半導体受託製造(ファウンドリー)最大手、中芯国際集成電路製造(SMIC)の足元の業績が冴えない。
同社が2月10日に発表した2025年10~12月期(第4四半期)決算は、売上高が24億8900万ドル(約3860億円)と、前年同期比12.8%増(前四半期比では4.5%増)となったものの、純利益は前年同期比24.9%減の2億0300万ドルと増収減益になった。
その要因は、減価償却費の増加に伴う粗利益率の悪化である。10~12月期の粗利益率は19.2%と、前年同期から3.4ポイント低下した。需要急増に追いつくための設備投資が足元の利益を圧迫した格好だ。
年間設備投資は80億ドルを突破
SMICの設備投資額は、10~12月期で24億0800万ドル、25年通年では81億ドルに達し、前年より約6億ドル増えた。同社はここ数年、回線の微細度がそれほど高くない比較的古い世代の半導体の生産能力拡大を積極的に進めており、25年末時点の月間生産能力は8インチウェハー換算で105万8800枚と、前年末比11.7%増加した。




















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