開業時から「デパートとしての魅力に欠ける」「中途半端な大型店」と言われていた…千葉にある「百貨店が全滅した街」の本質要因
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なぜ、市川市から百貨店は消えたのだろうかーー写真は市川駅前のダイエー市川店(写真:筆者撮影)
かつて百貨店は「特別な場所」だった。家族と過ごす休日、背伸びをして選ぶ贈答品。屋上やレストラン街には、地域の憧れと活気が凝縮されていた。しかし今、多くの街からその姿が消えつつある――。
本連載では、百貨店が消滅した街を歩きながら、「なぜ消えたのか?」を街ごとに分析していく。第1回は千葉県市川市。県内でも人気のベッドタウンだが、かつては市内に6軒もの百貨店が存在した。
人口約50万人の都市、それでも百貨店は全滅した
市川市は東京都心から約20km圏内に位置し、JR総武線を使えば市川駅から東京駅まで最短17分。交通アクセスの良さは折り紙つきだ。「住みたい街ランキング」千葉県民版では毎年上位に入るなど、都心のベッドタウンとして絶大な人気を誇る。
市川駅の様子。かつては6軒もの百貨店が存在した(写真:筆者撮影)
市川駅。都心から抜群のアクセスを誇り、地方出身者も多く住む(写真:筆者撮影)
この「住みやすさ」への評価は今に始まったことではない。かつて高度経済成長期の市川・本八幡エリアには、その購買力を狙って、百貨店を含む大型店が驚くほどひしめき合っていた。
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