「このメニュー、そこまで有名ではないけど自分は好きだなあ」「定番や看板ではないかもしれないけど、好きな人は結構多いと思うんだよな……」――外食チェーンに足を運ぶと、そう思ってしまうメニューが少なからずあります。店側はどんな思いで開発し、提供しているのでしょうか。
人気外食チェーン店のすごさを「いぶし銀メニュー」から見る本連載。今回は牛めしチェーン・松屋の「ネギ塩豚カルビ丼」を取り上げます。
インパクトのあるネギダレと「ベスト」な焼き具合の豚
飲食チェーンには「代名詞」「定番」というべきメニュー以外にも、知られざる企業努力・工夫を凝らしたものが数多く存在します。本連載では、そうした各チェーンで定番に隠れがちながら、根強い人気のある“いぶし銀”のようなメニューを紹介していきます。
今回のテーマは、松屋の「ネギ塩豚カルビ丼」です。
松屋といえば、吉野家・すき家と並ぶ牛丼・牛めしチェーンの一角です。「三大チェーン」の中でも、多種多様なメニューを取りそろえていることが特徴といえるでしょう。
並盛400円の牛めしを筆頭に、同580円のビーフカレー、790円で選べる小鉢がついた牛焼肉定食、さらには牛焼ビビン丼といったメニューがあります。
マーケティングを担当する熊谷雄樹さん(販売促進企画グループ チーフマネジャー)によると、やはり人気メニューの頂点は牛めし。次いでソーセージエッグ定食、ネギたま牛めし、牛焼肉定食、カルビ焼肉定食など、各種メニューがまんべんなく人気を博しているそうです。
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