9月に復活、松屋「ネギ塩豚カルビ丼」人気の必然 牛めし店なのに豚メニューも愛される理由とは

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ここであらためて、松屋の紹介です。

松屋フーズホールディングスの主力を担う業態で、2023年10月末時点の店舗数は国内に1018店舗。そのルーツは、1966年に東京・練馬区で創業した中華飯店「松屋」にあります。

その後、1968年に牛めし・焼肉定食店として江古田にも「松屋」を開業。江古田は学生が多く生活する住宅地です。そこで、多くの人がバランス良く栄養を取れるように、牛めしだけでなく定食も創業時から提供していたといいます。

牛めし以外にも多彩なバリエーションが特徴

その後、徐々に店舗数を増やして2013年には1000店舗を達成。直近では11月8日、初出店となる高知県でとんかつ業態「松のや」と併設した店舗をオープンしています。

最近はグループ内の飲食店と複合した店舗もオープンしています。画像の店舗は松屋・松のや三原店(出所:松屋フーズホールディングス公式Webサイト)

今ではとんかつ業態の松のや、さらにカレー専門店の「マイカリー食堂」、ステーキ店の「ステーキ屋松」、中華業態の「松軒中華食堂」など多角的に展開する松屋フーズホールディングス。松屋でも、さまざまなメニューに取り組んできました。

例えば2020年に開始した「松屋世界紀行」と銘打ったシリーズでは、第1弾としてジョージアの料理「シュクメルリ」を展開。事前に行っていたテスト販売期間には、ジョージア大使館のメンバーが食事するシーンをSNSにアップして、大きな話題になりました。

その後に第2弾としてイタリア料理の「カチャトーラ」も展開しています。直近でも、タイや韓国、ペルーなど各国の料理を白いご飯に合う“松屋風”にアレンジした期間限定商品を販売しました。

2020年に登場した「シュクメルリ」は大人気を博しました(出所:同前)
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