その他にも2016年に「ごろごろチキンカレー」として初登場したチキンカレーメニューなど、牛めし以外でも数多くのヒット作を飛ばしてきた松屋。ネギ塩豚カルビ丼もその一つです。
熊谷さんによると、ネギ塩豚カルビ丼がメニューに初登場したのは2011年。専用のタレで煮た商品である豚めしとは異なる、鉄板で焼いた商品として登場しました。9月に数量限定で販売したところ、瞬く間に売り切れたことで翌月にすぐさま再登場を果たします。
その後も期間限定での販売を繰り返し、ついに2015年に「ネギたっぷりネギ塩豚カルビ丼」として悲願のレギュラーメニュー化。2019年には肉をロースに変更し、さらに2022年にはネギを主体としたタレへと変更するなどの変遷をたどりましたが、2023年の9月に4年ぶりとなるカルビを使用したメニューとしてリニューアルしました。
初登場から10年超 愛され続ける秘訣は「タレ」
熊谷さんによると、ネギ塩豚カルビ丼のこだわりは2022年にリニューアルを加えたネギダレ。これまで以上にネギの食感や味わいを楽しめるよう、大切りにするなどの工夫を施して改良しました。
また、肉は店舗備え付けの鉄板で焼き上げています。牛めし・牛丼チェーンの中でも店舗に鉄板があるのは珍しいといい、「肉を店舗で焼き上げること、食べていると聴こえてくる焼いている音は松屋ならではの価値と捉えています」と話します。
焼く時間は一定時間を定め、衛生面で安心できるとともに、焼きすぎない程良い火入れを実現しているそうです。鉄板はネギ塩豚カルビ丼以外でも活用しており、ハンバーグなどの定食メニューや、意外なところではチキンカレーの鶏肉なども焼いているとのこと。
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