有料会員限定

AIで最も失業しやすいホワイトカラーの「レベル」。アマゾン、マイクロソフトが相次ぎリストラ

✎ 1〜 ✎ 53 ✎ 54 ✎ 55 ✎ 56
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小
(画像:Drew Shannon/The New York Times)

アマゾンCEOのアンディ・ジャシーが先月、AIを活用して今後数年にわたり「総従業員数を削減する」という見通しを示したことで、「AIに職を奪われる」という多くの人々が抱いていた懸念に裏付けが与えられた。その2週間後、マイクロソフトが従業員の約4%にあたる約9000人を解雇すると発表し、懸念はさらに濃くなった。

ホワイトカラーの仕事がAIに置き換えられようとしていることに、もはや疑いの余地はない。だが、AIに仕事を奪われるホワイトカラーとは、具体的にはどのような人たちなのだろうか。ジャシーの発言は、まさにそうした問題をめぐる議論が白熱する中で放たれた。

今後5年で新卒の仕事の半分が消える?

一部の専門家は、AIの影響に最もさらされやすいのは、仕事内容が概して単純なゆえに自動化しやすい新人クラスの雇用だと主張する。

AI企業アンスロピックのCEOダリオ・アモデイは最近、ニュースサイト「アクシオス」に対し、AI技術により今後5年以内に新人ホワイトカラーの仕事の半分が失われる可能性があると語っている。最近の大卒者で失業率の上昇が見られたことも、それがAIのせいだと証明さているわけではないものの、こうした懸念に拍車をかける要因になっている。

一方、AI業界のほかの幹部たちは逆の見解を示している。AIの恩恵を受ける可能性が高いのは若手であり、最終的にもっと危うい立場に追い込まれるのは経験豊富なベテランだというものだ。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD