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マイクロソフト連続レイオフが示唆する「AI失業」。さらなるAI投資のためにAIで人を減らす

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(写真:David Paul Morris/Bloomberg)

マイクロソフトは7月2日、全従業員の約4%、およそ9000人をレイオフ(一時解雇)すると発表した。大手テクノロジー企業の雇用環境が一段と厳しくなってきていることを示す新たな兆候だ。

今回発表された措置は5月に発表された約6000人のレイオフに続くものとなる。マイクロソフトの直近の開示情報によると、同社の従業員数は2024年6月末時点で22万8000人だった。

アマゾンもAIで“人減らし”を期待

経済の見通しはここ何カ月か不透明な状況が続いているものの、マイクロソフトは四半期決算で数百億ドル規模の利益を出し続けている。

直近の四半期決算では市場予想を上回る好調な結果となったことから、同社の時価総額はおよそ3.7兆ドルにまで押し上げられた。一方、マイクロソフトは現在、AIに大規模な投資を行っている最中だ。クラウドコンピューティングやAIへの需要に対応するため、巨額の資金を費やしてデータセンターのリースや建設に取り組んでいるのがその一例である。

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