
世界のいたるところで災害や紛争による悲劇がおきている。日本でも災害は激甚化し、社会問題も深刻になる一方だ。
そうした問題に向き合って活動する認定NPO法人を、さまざまな指標でリストアップするランキング企画。本稿では収入規模の大きな順に100団体を掲載する。
NPOは寄付や会費を集め、助成金を受け、事業収入を得ることで、社会課題の解決に挑んでいる。資金力は活動のベースである。
リストを認定NPOに絞ったのは、認定を得るために所轄庁によるパブリック・サポート・テストを受け、より厳密な情報公開の義務を負うからだ。したがって公開された経営情報に一定の信頼性があると判断した。
国際団体の日本支部が多数ランクイン
断トツの1位と2位は「国境なき医師団(日本)」と「国連UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)協会」で、いずれも総収入が100億円を超えている。海外に本部のある国際団体の日本支部やその一員である団体は、リスト上で団体名を青字で示した。
ほかにも「ワールド・ビジョン・ジャパン」「国際連合世界食糧計画WFP協会」「グッドネーバーズ・ジャパン」など上位には青字の団体が多い。10位以内に5団体が入るが、これは「寄付金」の大きさによるもので、「寄付+会費」ランキング(詳細記事)と同じ顔触れになっている。
4位からは日本ルーツの団体が並んだ。「ジャパン・プラットフォーム」は国内40以上の加盟団体による連合体で、いわば中間支援団体として緊急人道支援のための資金提供や調整を行う。
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