続く5位の「ピースウィンズ・ジャパン」は国際人道支援、国内の災害緊急支援のほか、保護犬事業などを行っており、動物愛護活動としても日本最大規模だ。代表理事の大西健丞氏は経済同友会の副代表幹事もつとめており、企業活動と非営利活動が接近する時代を体現している。
リストの上位には国際支援活動を行う団体が多いが、6位の「フローレンス」は病児保育で知られる子育て支援のNPO。同団体は「寄付+会費」ランキングでは12位だが、保育事業などから得る「事業収益」が大きいことから収入規模で6位に浮上した。「事業収益」のランキングでは、フローレンスがトップだった。
「子ども・青少年育成」に関する団体は、ほかにも9位の「カタリバ」、12位の「キッズドア」、13位の「全国こども食堂支援センター・むすびえ」などが上位にあがった。子どもの貧困の深刻化を受けて、この分野の活動は気鋭の社会企業家たちによって活発化している。
上位の団体はともかく、残念ながらNPOの社会的な認知度は低いと言わざるをえない。団体名を見てもどんな活動をしているのかわからない団体も多いだろう。そこで、リストには出自や特徴など示した「特色」を記載した。
【2025年9月10日12時53分追記】初出時のランキングに誤りがありました。お詫びして73位以降のランキングを修正いたします。
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