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NIGO氏との出会いはユニクロの仕事
――東証グロース市場に上場し、初値は公開価格(3130円)を上回る3440円を付けました。足元では4000円前後を推移しています。
上場した日は、こんなに人生で長い一日はなかった。安堵した部分は大きい。これから50年、100年と世界中の方に愛されるブランドにしたい。その目標のためには自分たちで経営しないといけない。選択肢は株式上場の一択だった。
上場後は投資家の方々から一定の評価をいただき、それだけ期待が表れていると思っている。より一層気を引き締めて、期待を超える経営をしていきたい。
――松沼さんが21年に経営に参画された時点で、創業者のNIGOさんとの間で上場については話していたのですか。
構想段階という意味では、そうですね。NIGOさんが上場を意識し始めた具体的なタイミングはわからないが、徐々に思いが強くなっていったのではないか。
――NIGOさんとはどんなきっかけで知り合ったのでしょうか。
私がユニクロのUT事業で責任者を務めていたときに、外部のクリエイティブ・ディレクターとして、4〜5年間一緒に仕事をした。当時から「いつか会社を一緒に経営してもらいたい」と思っていたみたいで、「経営に向いているのでは」と言っていただいたこともあった。正式に声を掛けられたのは、それから月日も経った20年頃だ。




















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