声を掛けてもらうまで、経営者になることはこれっぽっちも思っていなかった。でも、「そう言っていただけるのであれば」と気持ちが変わっていった。
ユニクロでは柳井正(ファーストリテイリング会長兼社長)さんと一緒に仕事をする機会も多かったので、経営者というのはすばらしい仕事だなとは思っていた。ユニクロは日本から世界に進出したアントレプレナー(起業家)であり、パイオニア。そこで学ばせてもらった経営哲学は、今でも影響を受けている。
私がユニクロにいたときは、本格的に海外進出をする時期だった。見知らぬ土地でブランドを伝えて、現地の人に日本発ブランドとして受け入れられることにやりがいを感じていた。その思いは今も根底に脈々とある。
――21年に取締役としてヒューマンメイドに入社し、24年からCEOに就きました。NIGOさんから、具体的に何を任されたのですか。




















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